間取り変更リフォームで知っておきたいこと

間取り変更リフォームで知っておきたいこと
・間取り変更リフォーム
家族の生活スタイルが変わるなどによって、十数年住み続けると住みづらさを感じてくる部分もあって、それを解消するためには間取り変更リフォームも考える必要があります。
間取り変更リフォームのひとつには壁を撤去するリフォームがあって、壁を撤去することで空間を広げることができるのです。
また逆に間仕切り壁を作ったり、引き戸やカーテンを取り付けたりすることで部屋を仕切ることも、間取り変更リフォームにより可能となります。

ただ間取り変更リフォームはどのような構造の住宅でも自由にできるわけではなくて、間取り変更リフォームにはいくつか注意点があるのです。
一般的に住宅の構造は柱と柱が組み合わさって線で支えるタイプと、壁を組み合わせることで支えるタイプがあります。
線で支えるタイプは比較的自由に壁の撤去が可能ですが、壁で支えるタイプは壁自体が家を支える重要な役割をしているので壁の撤去は制限されるのです。
リフォームで間取りを変更する際は、建物の構造によっては壁などを撤去することで、耐震性に影響がでることがあります。戸建住宅の在来軸組工法では「筋交い(すじかい)壁」、2×4(ツーバイフォー)工法では「面材耐力壁」は耐震性を高める「耐力壁」なので、撤去することはできません。
一戸建ての場合は、まずは現在どのような工法でリフォームを考えているのかを業者に確認し、耐震性に問題が出ないか聞いておきましょう。耐震性が下がる場合は、別途耐震強化の工事が必要となり、コストが上がることも少なくありません。
部屋の強度を維持しつつ、間取りの変更リフォームを行うため、リフォームを依頼する業者には、高い技術と経験が求められます。

余計な費用を出さないためには、リフォームによって家の性能が低下しないか、確認を取ったうえで工事をしてもらうことが大切です。

これ以外にも間取り変更リフォームで注意が必要なことも多いので、慎重に確認して万全の態勢を整え間取り変更リフォームをすると良いでしょう。