・理想の間取り
住まいづくりの基本となるのが間取りですから、理想の間取りにするためのポイントを抑えて慎重に考える必要があります。
具体的な理想の間取りにするポイントの1つは、家族の暮らしに適したスムーズな生活動線にすることです。
その為には家族の日常の動きを観察して、回遊性を加味した間取りにすると良いでしょう。
ポイントの2つ目は、明るく風通しの良い家は気持ち良いものなので、心地よい空間づくりに欠かせない採光と通風を考慮した間取りにすることです。
ただプライバシーを守るバランスを意識することも大事になります。
快適な暮らしには家族同士の適度な距離感も欠かせない要素ですが、家族同士のプライバシーを意識しすぎるとコミュニケーションが希薄になりがちです。
その為、理想の間取りにするためのポイントの3つ目は、家族が気持ちよくつながる程よい距離感になる間取りにすることになります。
現在だけではなくて5年後・10年後の家族構成やライフスタイルの変化を予測することも大切で、ポイントの4つ目はライフスタイルの変化を見越した可変性です。「どうしても希望は譲れない」というときには、こだわりの優先順位を決めておき、順位の高いものから実現していくようにすることがポイントです。
注文住宅の間取りや設備で自分たちが取り入れたいものが本当に必要なものなのか、プロと十分話し合ってみることが重要です。
こだわって取り入れたはずの設備や間取りが、かえって生活を不便にしてしまうケースもちらほら。
完成した家にいざ住んでみると、実は「リビングが広すぎて冷暖房の効率が悪い」「大きな窓を設置したのに開けられない」など、
予想と違う使い勝手に後悔してしまう例も少なくないようです。
自分たちの生活を見直してみたり、実際に家を建てた人の生の声を聞いたりすることで、理想の家のカタチがだんだん見えてきます。
経験豊富なプロに相談しながら、具体的な間取りや設備に落とし込んでいきましょう。